2014センバツ～3日目～

今日はセンバツ3日目でした。日曜日、さらに地元の報徳学園が第一試合から登場するということもありほぼ満員のお客さんが入っていましたね。昨日も言いましたが選手にとってはこれだけたくさんのお客さんの中でプレーできるのはホントに良い経験ですし、ホントにここでプレー出来る喜びも噛み締めながら楽しんでプレーしてほしいですよね。ではさっそく今日の3試合を少し振り返っていきましょうか。第一試合報徳学園0-1沖縄尚学このゲームは神宮大会を制した沖縄尚学が接戦をモノにしました。秋には九州、そしてセンバツの前哨戦ともいわれる神宮大会をともに制し今大会も優勝候補の一角に名前の挙がっている沖縄尚学と2年連続の出場、地力のある報徳学園のゲームということで組み合わせが決まった段階からこのカードには注目してました。どちらも打線は良いので両チームのピッチャーの出来が勝負を分けるかな？と思いましたが。どちらのピッチャーも非常に良くて予想以上の投手戦になりましたね。左足を高く上げるフォームから「琉球のライアン」とも呼ばれる沖尚の山城くんに関しては大会前から注目されてましたしその評判に見合った素晴らしいピッチングを見せてくれました。そして報徳の方も先発の好投していた中村くんをスパッと代えて岸田くんにスイッチ、この継投が見事にハマり追加点を許さずに締まった好ゲームを演出してくれました。どちらも真っすぐももちろん良いですが山城くんはスライダー、岸田くんはチェンジアップがホントに有効で相手打線をキリキリ舞いさせていましたね。両者とも素晴らしいピッチングだったと思います。正直、このゲームはどちらにも力の差はそんなには無かったと思うし報徳も素晴らしいチームでした。ただそれを上回った山城くん、お見事の一言ですし今後にも大きな期待が持てるそんな内容でしたね。次も楽しみですし、次のゲームでは今日少し鳴りを潜めた打線が持ち味を発揮できるか？そこにも注目したいところです。第二試合白鴎大足利9-1東陵このゲームは投打に白鴎大足利が圧倒する、そんな展開になりましたね。夏にはお互い、出場したことはあるもののセンバツは初出場となる学校同士の対戦となったこのカード。結果は関東王者でもある白鴎大足利が投打に圧倒し大差で勝つ、そんな展開となりました。やっぱり驚いたのが白鴎大足利の選手たちの体の大きさ、それでいてスイングはコンパクトなところですね。まぁ体をがっちり鍛えてくるチームなんかは今は珍しくはないところがありますがそういうチームは意外と大振りしたりしてなかなかその体格を活かしきれてない、そんなチームも結構あったりするんですが。白鴎大足利の選手はしっかりコンパクトにバットが出ているからキッチリと捉えられているし逆方向にも強い打球を打てていましたよね。特に2年生の3番大下くんは4安打を放ちそのすべてが二塁打、3打点を挙げるという圧巻の活躍でした。各選手そうなんですが大下くんも強引にはいかずに逆らわないバッティングがキッチリと出来ていました。ああいうバッティングが出来るチームっていうのはやっぱり強いですよね。ピッチャーの比嘉くんも安定してましたし、ホントに面白いチームだなと感じました。次は沖尚が相手、山城くんとこの強力打線の対決は今からワクワクしますね！第三試合鎮西0-2佐野日大このゲームは締まった好ゲームの末、佐野日大が完封で勝利を収めました。佐野日大には「大会No.1サウスポー」の呼び声もあり前評判の高い田嶋くんがいるということもあり大会前から非常に注目していたんですが。その評判に違わぬ素晴らしいピッチングを見せてくれました。真っすぐも最速145キロを計測するなど走ってましたしスライダーもキレが抜群、そしてコントロールも絶妙となればホントに付け入るスキってもうなかなかありませんよね。特にやっぱりコントロールが良いっていうのはこういうタイプのピッチャーには一番大きな武器だと思いますよ。コントロール良く、そして真っすぐとスライダーが同じ腕の振りでくればバッターはボール球となるスライダーでもバットを出してしまいますからね。もう素晴らしいの一言かなと。今大会の主役に躍り出る、そんな雰囲気を今日のマウンドからは感じましたし今後も大きな注目です。鎮西も守りも固く先発の須崎くんも粘り強いピッチングをしていましたし、非常に良いチームでした。なかなか田嶋くんの攻略の糸口を掴めずに敗れてしまいましたけど面白いチームだったと思うしぜひ夏にも来てほしいものです！今日は投手戦あり、そして打線が爆発したチームありとまた面白いゲームが続きました。これから数日は天気も心配なさそうですし明日からも熱い戦いを期待しましょう！